市川純とはどんな俳優?イタリアでの活動と知られざるキャリア

俳優

ミラノ・コルティナオリンピックが閉会してしまいましたね。
始まるまでは他人事のように感じていましたが、始まってみるといろいろな感動があり、涙したり、終わってしまったらなんか寂しい。
そして閉会式も素晴らしい演出でした。
中でも“蝶々夫人”を演じていたのが市川純さんという日本人の俳優さんと知って驚きました。
これまで全く市川さんの存在を知りませんでしたが、衣装もさながら圧倒的な存在感に“ただ者ではない雰囲気”を感じ、目が離せなくなりました。

オリンピックの閉会式という世界中が注目する舞台に、日本人俳優が立っているという事実に、気づけば「この方はどんな道を歩いてきたのだろう」と興味津々で検索してみました。

市川純さんとは?イタリアで長く活動する日本人俳優

市川純さんは、1982年、熊本生まれ。
オペラ歌手の両親と共に8歳からローマに移住、イタリアを拠点に長年活動してきた俳優です。
昨年の大阪万博でイタリア館に行かれた方はご存知かと思いますが、今回の閉会式で初めて知ったという方も多いのではないでしょうか。
元々はクラシックバレリーナを目指していたそうですが、拒食症で体調を崩した時期があり、高校で入った演劇部の先生に「映画に向いている」と言われ、それから舞台を始めたそうです。
調べていくと、市川さんはローマ大学で土木建築を学んでいたことがわかりました。
ローマ大学といえば、イタリアを代表する名門校。
日本で言えば東京大学のような存在です。
そんな環境で学び、文化や芸術に深く触れながら過ごした時間が、市川さんの表現の土台になっているのかもしれません。

8歳からイタリアで暮らし、早くからイタリア文化に馴染んできたことから、イタリアを拠点に活動することはごく自然なことだったのでしょう。
イタリア語はもちろん、英語、フランス語も話せるということですから、8歳から過ごしたイタリアで、インターナショナルな感覚が自然に身に着いたのですね。

日本では情報が少ないため“謎めいた存在”に見えますが、イタリアでは長く愛されてきた俳優のひとりなのです。

代表作について

映画では、2003年エルマンノ・オルミ監督の『屏風の陰で歌いながら(原題:Cantando dietro i paraventi』で主役を務め、2009年には、オーディションで連続テレビドラマ『R.I.S.5 – Delitti Imperfetti』の主役のひとりに抜擢されました。
日本人がイタリアでテレビドラマの主役を務めるのは初めてのこと。
役どころは、イタリア人の父と日本人の母を持つ科学捜査員で、昆虫学を専門とし、遺体についた虫から犯行時期や犯人像を絞り込むという役柄。
残念ながら現時点では、日本では配信されていないようですが、見てみたいですね。

映画『ハリー・ポッターと不死鳥の騎士団』(2007年)では、吹替声優を担当。
2021年にはハリウッド大作『ハウス・オブ・グッチ』にも出演。

語学も堪能で、国際的な感覚も身に着けているため、貴重な人材となっているように思います。
今回の閉会式の出演も、イタリアでの長いキャリアと、国際的な舞台でも通用する表現力が評価されたからだと考えられます。
日本では無名に近い存在でも、海外では確かな実績を持つ俳優がいる。
その事実を象徴するような起用で、「世界にはまだ知らない日本人の活躍があるのだ」と改めて考えるようになりました。

今後の活躍と、世界で輝く日本人という存在

今回の閉会式をきっかけに、市川純さんの存在は日本でも少しずつ知られていくかもしれません。
また、昨年の大阪万博でイタリア館のアンバサダーに就任時、次のように述べられていました。

私は、芸術とショービジネスの世界における相互知識を通じて、イタリアと日本の交流が広がるよう貢献できればと願っています。私は常にイタリアと日本の架け橋となるメッセンジャーになることを夢見てきました。
出典:2025年大阪万博イタリア館

今後、日本の映画やドラマにも出てほしいですね。

まとめ

8歳からイタリアのローマで育った市川純さん。
イタリア語はもちろん、英語やフランス語のみならず、現在は中国語も勉強されているとか。
今回の閉会式で、日本人にも広く知られるようになり、活躍の幅がますます広がることでしょう。

世界には、まだ私たちが知らない日本人の活躍がたくさんあります。
そのひとつに触れるたび、少し視野が広がり、心が豊かになる気がします。
これからも、そんな“世界で輝く日本人”を追いかけていきたいと思います。

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